10歳の少女が出産(動画あり)
4月5日コロンビアの10歳の少女が出産した。グアヒラ州マナウレに住むワユー族のこの少女は妊娠39週目で帝王切開を受けた。彼女は妊娠中通院していなかった。情報源によれば少女は病院に運ばれたとき出血しており、陣痛の痛みに大泣きをしていたという。医師は少女の年齢から帝王切開を選択した。
新生児は2,300g程度しかなかったが産後は母子ともに健康な状態。現在は新生児医療棟に入院中だが、少女は赤ん坊に乳をやることを拒んでいるという。
少女が出産をした病院のエフレイン・パチェコ・カサディエゴ院長は「ワユー族の少女の同じようなケースをいくつか見てきました」と批判する。「人形で遊ぶべき年齢なのに赤ん坊の世話をしなければならないのです。ショックな話です。」
コロンビアの警察は子供の父親を未成年との性交で起訴することもできるが、同国の憲法ではワユー族の主権を認め、一部の自治権も認めている。アラワク族の一部である彼らは文化遺産を継承することが認められ、その一つに若くして子供をもうけることも含まれているのだ。この土着の民族は今回の出産について誰も語ろうとせず、父親が誰かも話そうとしない。コロンビアの新聞は父親について、15歳の少年か30歳の男性ではないかとしている。
コロンビア家庭福祉研究所(Instituto Colombiano Bienestar Familiar)のアレハンドロ・サンプラジョ所長は、この件には干渉したくないという。「少女はワユー族です。彼らには彼らの自治権と裁判権があります。我々は彼らの全ての権利を尊重します。」
この少女は出産した少女としては初のケースではない。昨年メキシコの10歳の少女が男児を出産した。また2010年にはメキシコの11歳の少女が地元の司法に中絶を禁じられ子供を出産している。(The Sun)【吉】