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2012年5月23日 (水)

夢をコントロールできるマシン「レミー」予約受付中

 ニューヨークはブルックリンの2人の開発者が、自分で夢をコントロールできるアイマスクを開発した。普通のアイマスクに見えるこの「レミー」はレム睡眠を増幅して、意識がはっきりしたまま夢だとわかる夢を見せるためのマシンだ。この製品の最終目的は自分で思うままの夢を見せることだ。
 この未来的な発明はビットバンガー研究所という会社をたちあげたダンカン・フレーザーさん(30)とスティーブ・マクギアンさん(30)が生み出した。二人が資金調達サイト「キックスターター」でこのプロジェクトへの出資者を募ったところ、目標額の3万5千ドルに対し、今週までに6,550人の出資者が57万2,891ドルを出資したという。
 アイマスクの内部には赤いLEDライトが6個並んでいる。LEDの光は睡眠の邪魔にならないが、脳が認識できる程度の強さだ。光の順序はユーザがプログラムできる。レミーはレム睡眠を感知しLEDの光を通じ夢に「侵入」する。原理は簡単だ。あなたは夢の中でパーフェクトなゴルフをしている。そして遠方に赤い光のパターンを見る。光の特別なパターンはあなたにこれが夢であることを知らせる。これが夢であると知ったあなたは次に起きることを決めることができる。
 アイマスクをボタンやコントローラーで飾り立てるかわりに、sleepwithremee.comというサイトでいつ発光を始めるか、いつパターンを繰り返すかを調整できる。また光の強さも変えられる。レミーは15秒から20秒点滅し、15分ほどおいて点滅を繰り返す。ノンレム睡眠中は光はユーザに影響を及ぼさない。安全と健康についてメイル・オンラインがマクギアンさんにインタビューしたところによると、レミーによる問題は報告されていないという。またLEDの光が発作を引き起こすことはないという。マクギアンさんは週に何度かレミーを使うが、意識がはっきりした状態に毎回はならないと認めた。
 2人がレミーの開発にとりかかったのはこの2月。1980年代のスタンフォード大学の、意識がはっきりしたままの夢についての論文を読んでからのことだ。その頃「夢を見る機械」の初期モデルがつくられたが、かさばっており、1,000ドルという高価なものだったという。これらの初期モデルは飛行機の中で販売されたこともあるという。2人は生産に入る前にレミーのプロトタイプを自宅で作成した。レミーは軽量で3Vのボタン電池で数か月稼働する。LEDが点滅する時しか電気を消費しないからだ。
 プロジェクトに出資した人はレミーを予約できる。色は5色で1個95ドルだ。マクギアンさんはこれまでにオーストラリア、イタリア、スペインなどから7,000個の注文を受けたという。キックスターターでレミーが紹介された当初は自分のデザインでオーダーできることになっていたが、現在このオプションは受け付けていない。
 マクギアンさんはロックヘブン大学のコンピューター学科を卒業、フレーザーさんはアリゾナ州立大学で映画を学んだ。(Mail Online:画像と動画あり)
 ご出資をお考えの方はこちらへ。(Kickstarter.com)【吉】

5月 23, 2012 at 01:22 午前 今日のトピックス |

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