ロシアの森で248体の胎児発見(画像あり注意)
ロシアのウラル地方で釣りをしていた男性が、人間の胎児がいっぱい詰まった樽を発見した。青い樽は地面に投げ捨てられた際に蓋が開いたとみられ、多くの胎児がこぼれ出ていたという。胎児は最大でも15cmほどの大きさで、ミイラ化していた。
「友人が夜電話をしてきて、釣りにいってたきぎを探してたら樽をいくつか見つけて、自分の家に持って帰ろうと近づいたら赤ん坊の死体を見つけたっていうんだ。」ある地元民はテレビ局の取材に対し語った。
現場に到着した警察は4個の樽の周辺で12週から16週目の胎児248体を発見した。腕や足には札がつけられ、母親の姓とみられる名前と、妊娠期間、中絶した日付、病院を示すと思われる数字が記してあった。
ホルマリンで満たしてあった50ℓの容量の樽は車から投げ捨てられた物とみられる。現場はウラル山脈の斜面にあるネヴィヤンスクに向かう道路近く。地元ネヴィヤンスクの役所はただちに「うちの町はとても小さい町です。うちの町でこれほどの死産や流産、中絶はありません。」と、この樽が自分の町のものではないと発表した。
のちにこの胎児はこの地域の最大の街、エカテリンブルクの少なくとも3つの病院の「生物学的廃棄物」だと判明した。「廃棄物処理業者が適切に義務を果たさなかったのだと思います。」と地元の役所は語った。ロシア厚生省は問題の病院が胎児の廃棄についてどの業者に委託していたか特定するよう指導した。
ロシアでは、胎児の遺体は有害廃棄物に分類されており即座に廃棄することになっている。廃棄の前には特別な容器に入れることになっており、樽の中にホルマリン漬けにすることにはなっていない。またエカテリンブルクの病院では何らかの情報を記したタグをつけることはされていない。
しかし今回発見された胎児はこうした規則に則っておらず、ラベルによれば約10年間保管されていたものとみられる。ある医療専門家は胎児には幹細胞が含まれていることから研究やその他の目的用ではないかとしている。
検察官は暫定的に刑事事件として扱っているが、おそらく責任者には行政処分がなされるものとみられる。(RT:胎児の画像あり注意)【吉】