11歳の娘に拷問を続けていた有名小児科医逮捕
こどもの臨死体験に関する研究で著名な医師が11歳の娘に拷問を加えていたかどで逮捕された。
小児科医メルヴィン・モース(58)とその妻ポーリン(40)は8月3日デラウエア州ジョージタウンの自宅で、児童福祉に関する違反、生死に関わる危険行為、共謀のかどで逮捕された。ポーリンはその後釈放されたが、メルヴィンは現在保釈金14,500ドルつきで収監されている。
メルヴィンは2009年5月から2年間にわたり娘を「ウォーターボーディング(水責め)」と呼ばれる拷問にかけたという。ポーリンは拷問を見ていながら制止しなかった。(ウォーターボーディングは板に頭の方を低くして体を固定し、顔に布をかぶせた上から水をかける方法。肺に水が入ると反射的に肺から空気が押し出され、溺死に至る時と同じ感覚を味わわせることができるという。また体に傷が残らない拷問法でもある。Wikipediaにはスペインの異端審問やゲシュタポの拷問などでも採用され、ベトナム戦争では違法とされたという記述がある。:福袋註)
7月16日、一家が車で帰宅後娘が車から降りるのを嫌がったためメルヴィンは娘の足首をもって小石が敷き詰めてある道を家までひきずっていったという。その後娘が隣家に助けを求め、警察に通報された。6日に行われた娘への聴取の中でメルヴィンが娘に拷問を加えていることが判明した。逮捕後両親は娘と6歳になる妹への接見が禁止された。娘2人は家庭問題の担当部局に保護されている。
モースは意識科学研究所(the Institute for the Scientific Study of Consciousness)長を務め、オプラ・ウィンフリー・ショーやグッドモーニング・アメリカ、ラリー・キング・ライブなどのトークショー、情報番組などにも出演し、著作には「臨死体験 光の世界へ」などがある。彼のウェブサイトでは特にこどもの臨死体験に関する研究について記している。(National Post:夫妻のマグショット、ウォーターボーディングの図解あり)【吉】