26人の女性のパンツ消失事件、無事解決
ジンバブエのゴクウェ地区の2つの村の女性はこの週末安心して眠ることができた。「魔女の仕業か 26人の女性が寝ている間にパンツを盗まれる」で報じた消えたパンツの謎が解明したのだ。
7月11日一夜にして26人の女性のパンツが消えた事件に関し、地元の男性ルメク・ンクベ氏(62)は自分が飼っているいたずらな小鬼のせいだと認めた。7月25日小鬼は捕獲され、何百人もの村人が見守る中火あぶりとなった。
フワンゲ村のインヤンガ(薬草医)や予言者が招かれ浄化の儀式がとりおこなったところ、2人はすぐにンクベ氏が事件の元凶であると突き止め、家に小鬼を飼っていることを白状させた。2人は儀式を終えるとンクベ氏、族長のンジェレレ氏と彼の6人の側近を連れンクベ氏の家へ向かい、寝室で小鬼を捕獲した。通信員によれば小鬼は「とても背が低く着飾った人間の形をした鬼で、女性用の青いパンツをはいていた」という。
村長たちの一人の妻、シルビア・マルンベさんは小鬼が履いているのは自分のパンツであると確認した。マルンベさんによれば彼女がそのパンツをなくしたのは2004年のこと。小鬼は10年近くこのパンツをはいていたことになる。小鬼は大勢が見守る中焼かれ、ンクベ氏は民衆から暴力を受けないよう警察に警護された。
ンクベ氏によれば、彼は1983年クウェクウェで働いている頃にカドマ付近のチャカリの町で小鬼を買った。「この小鬼を買ったのは自分の運を上向きにするためでした。」「商売がうまくいき金が儲かることを望んでいましたが、小鬼は私の期待には沿いませんでした。」とンクベ氏は集まった観衆に語った。小鬼はいたずらになっていき、セックスや女性の下着への興味をどんどん強めていったという。「小鬼とはもう仲がよくありません。」と彼はいう。
魔女狩りの許可を警察に求めていたンジェレレ氏は語る。「この地区の住民は素行よく振る舞い、魔女との契約などしてはなりません。このなくなったパンツの話でこの地区は世界中に悪い意味で有名になってしまいました。恥ずかしいことです。」 (New Zimbabwe:ンジェレレ氏が見守る中パンツを取り戻した婦人、小鬼の持ち主ンクベ氏の画像あり)
我々の世界とは全く違うやり方で事件が解決し、小鬼があたかも実在するかのように報道される。我々とは全く原理が異なる世界がここに。世界は一つじゃないね。【吉】
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