16世紀無人島に流れ着いた男1人と女4人がつくったセックスコロニー
このほどオークションにかけられる新聞によって、16世紀、オーストラリア近くの無人島に流れ着いた男女がセックスコロニーをつくっていたことが明らかになった。
1569年のこの難破で生き残ったのは東インドの商人ジョージ・パイン(20)と4人の女性。女性は雇い主の娘サラ・イングリッシュと2人の召使い、1人の黒人奴隷だった。
およそ100年後の1667年オランダの船がこの島に立ち寄ったところ、船員が12,000人の英語を話す集落を見つけた。英語に堪能な船員、エレミア・ハンゼンが98年前に流れ着いたジョージ・パインの孫、ジョージ・パイン「王子」に話を聞いたところ、彼の口から驚くべき話が語られたという。
パインは4人の女性を何度も妊娠させ、47人の子供と518人の孫やひ孫を設けたという。彼はこのコロニーを「パイン島」と名付け、80歳で亡くなるまでに島の歴史を書き著した。歴史によれば住民が少なかったため島民は「密通、近親相姦がまかり通っていた」という。
この話は1790年にカレドニアン・マーキュリー紙が記事にし公に知られるところとなった。この新聞は10月31日ロンドンの競売人チャールズ・ミラー社によりオークションにかけられるが、落札価は350ポンド(約45,000円)程度になるものと思われる。
このパイン島は特定されていない。またチャールズ・ミラー社はこの話は「かなり大げさ」だが、1720年に出版された「ロビンソン・クルーソー」のヒントになったかもしれないとしている。(Metro)
逆アナタハン島。【吉】