薬物を摂取した大学生、自分の顔を剥がそうとする
英国ブリストルの西イングランド大学で薬物を使った学生が自分の顔を剥がそうとしてあわや命を落としそうになった。
1月16日、音楽科の学生トム・ベルモントさん(20)が薬物2C-Bを摂取したところ凶暴になって頭を掻きむしり、誰もそばに寄せようとしなかったため、怖くなった友人が通報した。午前2時20分に警察と救急隊がマーケットゲイトの学生寮に到着し暴れるベルモントさんを押えつけた。彼はブリストル王立病院で人工呼吸器をつけ集中治療が行われ、18日に退院した。ベルモントさんの潜在的な疾患がこの症状を引き起こしたものと思われる。
ある学生は語った。「彼はとても大きな声をで叫んで手を振り回し、危険な状態にみえました。とても怖かったです。顔は血だらけでした。」別の目撃者はベルモントさんが「悪魔が見えるといい、自分の脳が傷つけられていると言っていた」という。ケイトリン・ホーントさんはツイッターで「2C-Bを飲んだ男子が自分の顔を掻きむしりはじめて発作を起こしてる。口から泡を吹いている。」とツイートしている。2C-Bは粉や錠剤で流通しており、他の薬物やアルコールと併用すると大変危険な薬物だ。警察の広報官はいう。「常々申し上げているとおり、違法なドラッグだけでなく『合法な』ドラッグには手を出さないことです。」「こうした薬物の多くは健康に深刻な害を及ぼします。」
1970年に製造された2C-Bは当初精神病患者に処方されていた。他の薬物やアルコールと併用した場合危険なのにも関わらず乱用されるようになり、多くの国で摂取が禁止されている。ブロモ、ネクサス、CBなどの名でも流通している。(The Sun)
「ハンニバル」かと。【吉】