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2013年8月10日 (土)

ドイツで500の新しい童話見つかる

 ドイツのレーゲンスブルクで150年間書庫に保管されていた500もの新しい童話が発見された。
 この童話はグリム兄弟が童話の収集を行なっていた19世紀、バイエルンのオーバープファルツの歴史家フランツ・クサヴァ・フォン・シェーンヴェルト(Franz Xaver von Schönwerth,1810–1886)によって収集されたものだ。
 昨年オーバープファルツの学芸員エリカ・アイヒェンゼーアさんはシェーンヴェルトの童話を集めた本「こがねむし(Prinz Roßzwifl)」を出版した。
 シェーンヴェルトは何十年もの間田舎の人々、労働者や使用人に地元の風習、伝統、歴史を聞き歩き、口づてに伝えられてきたものを文書に記録した。1885年、グリム兄弟の兄ヤコブは彼についてこう述べている。「ドイツの誰も彼ほど敏感な耳をもち正確かつ徹底的に民話を記録している者はいない。」またヤコブはバイエルン王マクシミリアン2世に自分たちグリム兄弟の後任となるのはシェーンヴェルトしかいないとも語っている。彼は1857年から1859年にかけ自身の研究を「オーバープファルツから 慣習と伝説(Aus der Oberpfalz – Sitten und Sagen)」という3巻の本にまとめたが、名声を得ることなく忘れ去れれてしまった。
 シェーンヴェルトの成果をまとめる中で、アイヒェンゼーアさんは他のヨーロッパの童話集に含まれていない500の童話を発見した。例えば沼に姿を変えて魔女から逃げた娘の話がある。魔女ははらばいになり沼の水もろとも娘を飲み干したが、娘はナイフで魔女の腹を裂いて助かったという話だ。またヨーロッパ中でいろいろなバージョンがみられるシンデレラなど著名な話のバージョンの一つも収録されているという。
 アイヒェンゼーアさんは2008年シェーンヴェルトの成果を研究するフランツ・クサヴァ・フォン・シェーンヴェルト協会を設立し、シェーンヴェルトの作品の英訳に努力している。すでにミュンヘン在住の訳者ダン・サボ氏は訳に着手しており、「けちな農夫」「金のでる臼」「かぶ姫」などが訳されている。(the Guardian)【吉】

8月 10, 2013 at 10:28 午後 今日のトピックス |

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本日の気になったブログ記事。 Tokyo Fuku-blog: ドイツで500の新しい童話見つかる このタイトル。とても興味深いですね。 童話が500も見つかったということ、それ自体もとても興味深いのですが、 それよりもこのタイトルに目が行きました。 新しい童話が500も見つかるという言葉。 童話という言葉の意味を見てみよう。 子供のために作られた話。昔から語り伝えられてきたおとぎ話や伝説・寓話(ぐうわ)などを含む。狭義には特に創作された物語をさし、日本では鈴木三重吉・小川未明らによって発展した。&... 続きを読む

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