報告140:広尾 隠された純粋階段

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地図によればこのへんに階段があるはずだが…

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ブロック塀の隙間から中を覗くと…何かある!

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裏へ回る。石段をみつけた。途中に仏様が。

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仏様の先にも階段は続く。

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上りきった先は先程の塀がたちはだかる。両側のビルへの入口もない完全な行き止まり。

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階段上からのながめ。

報告140:広尾 隠された純粋階段
発見者 吉野 忍
発見年月日 2021年2月27日
発見場所 渋谷区広尾5-1-10,11
コメント

 この場所は以前から気になっていた。地図上は階段が表示されているのだが、ストリートビューで見ても階段の入口らしきものが見つからないのだ。そこで現地に行ってみると、やはり階段の入口にあたる部分にはブロック塀がある。ブロック塀の横に少し隙間が空いているので、そこから中を覗いてみると、何かある!
 裏に回ってみるとやはり石段があった。踊り場には仏様が祀られている。最上段まで上ると先程のブロック塀が立ちふさがっている。両側のビルへの入口もない完全ないきどまり。かなり長大な純粋階段だったのだ。
 おそらく寺の敷地内であり、塀の向こう側の車の通りも結構多いので安全上塞いだのではないか。してみると、途中の仏様はあるいは交通事故で亡くなった子供の供養のためとも考えられる。仏様の裏の文字までは確認していなかった。

(2021.3.1追記)
 仏様の裏を確認したところ、戒名と昭和五十三年の日付、行年六十九歳という銘を確認した。

 

2021年4月11日 (日)

報告142:白金 変形した純粋階段

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報告142:白金 変形した純粋階段
発見者 吉野 忍
発見年月日 2021年4月4日
発見場所 港区白金6-7-1
コメント 住宅の裏手ある3か所の出入口のうち1つが埋め立てられ純粋階段になっている。埋め立てられていない出入口をみると、出入口間際から急勾配の階段が続いているなどかなり空間的に無理をしたつくりになっている。この階段も同じような事情からだろう、蹴上を斜めにして踏面の奥行を無理矢理確保している、出入口から若干扇状に両側に広がっている、工夫をして何とか3段の階段にしているなどスペースの確保に四苦八苦した様子が伝わってくる。

 

 

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