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2001年10月

2001.10.09

日本代表

 栃木県茂木町にあるツインリンクもてぎから、東京駅への直通バスに乗った。のどかな風景の中を走るバス。寝ている人も多く、バスの中は静かだ。
 と、突然、真後ろの席の女性が「はーっくしょ…」とクシャミを。
 驚くべきことに「はーっくしょ」と始まったクシャミは、そのまま「ハクシュイーン」あるいは「ハクチュイーン」と聞こえる鋭く高い音に変化したのである。
 しかも、たてつづけに3度「はーっくしょハクシュイーン」である。そして、何度か軽く鼻をすする音がした後、もう一度、だめ押しのように「はーっくしょハクシュイーン」。
 一体どんな人がこのような珍なるクシャミを発しているのか顔が見たくて仕方なかったが、ここで振り返るのは失礼だと思い、どうにか思いとどまった。私の隣の席に座っている人も下を向いて笑いをこらえている。
 「はーっくしょい、ちくしょう〜」とか「へーっぷしん」とか「ぶひょん」とか、変わったクシャミは数あれど、「はーっくしょハクシュイーン」なんていうクシャミは聞いたことがない。
 もし「世界クシャミ選手権」といった大会があるのなら、彼女は間違いなく日本代表に選抜されることであろう。がんばれニッポン。【み】

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