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2003.01.25

喫茶店・ヒサモト

地図 宇田川町26、今の文化村通り109の向かいにあった喫茶店。
 丹羽文雄の「恋文」に実名で登場し、田中絹代により映画化された「恋文」にも森雅之が旧友の宇野重吉と語り合うシーンで登場する。このシーンが実際のヒサモトで撮影されたかどうかは不明。
 都筑道夫と常盤新平は、「東京人No.26」の特集「渋谷はいつも今のまち」の「あのころの百軒店の喫茶店」の項で戦後まもなくのヒサモトについて次のように語っている。

都筑:だけどあの当時、渋谷の喫茶店で一番人に名を知られていたのはヒサモトじゃないかな。
常盤:ヒサモトね。ありました、ありました。あそこは、わりとはやっていましたね。
都筑:ケーキなんか食べさせてくれて。
常盤:そうでした、そうでした。わりとファッショナブルな感じの店。

 ヒサモトはその後昭和62年頃一度廃業、約1年のブランクをおいて現在は世田谷区太子堂で営業している。

▼参考資料
「東京人No.26」特集:渋谷はいつも今のまち/常盤新平・都筑道夫「それぞれの世代・それぞれの渋谷−あのころの百軒店の喫茶店」

1月 25, 2003 at 12:44 午前 ■渋谷区 |

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