さくら新道(3):さくら新道の終焉
「さくら新道(1)」で紹介し、「さくら新道(2)」で火災後の様子を紹介した王子飛鳥山下のさくら新道だが、そこで営業を続けていた「スナックまち子」が2019年いっぱいで営業を終了したと聞いてまた現地を訪れた。
2012年の火災で消失した部分はフェンスで囲まれ、火災後も営業していた「みよし」「まち子」ともに空家となっていた。そしてまち子の壁面の「解体工事のお知らせ」には2020年の2月3日から解体にとりかかる旨が記してあった。オリンピック前から約55年間続いた、王子のホームから見える奇妙な建物群、さくら新道の歴史はここに終わる。
■2012年の火災で消失した部分はフェンスで囲まれた空地に。
■「まち子」「みよし」は火災後も営業を続けていた。
■解体のお知らせ。2020年2月3日から解体開始。
しかしまち子のドアに、「今後お店を再開する際にはツイッターにてお知らせ致します」と移転再開を匂わせる張り紙があった。さくら新道の記憶を受け継ぐ店が、またどこか別の場所で再開することを期待しよう。【吉】