鯨ヶ丘:坂と階段と眠る街(2)
その1からの続き
【06 金ヶ井~若柳跡の坂】
太田七坂の一つ塙坂下の横道を入ると奥に上屋を備えた井戸「金ヶ井」がある。その横から森の中をS字に上っていく坂。坂の上は廃業した割烹旅館「若柳」と廃業した呉服店「亀宗」の建物が残っている。階段を上りきったところから左の路地に入り、見晴らしのよい板屋稲荷神社を経由して参道を逆行し板谷坂の脇に出るコースが個人的におすすめ。
■金ヶ井と階段
■右側は廃業した割烹旅館「若柳」
■階段を上りきって左に入ると板屋稲荷神社
■上屋のある大きな井戸。奥に稲荷神社の参道
■神社参道
■板谷坂上に出る。左側に今通ってきた参道が見える
【07 金井町~東坂上に至る坂】
低地から太田七坂の一つ東坂の途中につながる坂。斜面上をつづら折りに上り美容室ユキオの横に出る。
■坂下
【08 長澤園の坂】
幹線道路沿いの擁壁沿いに斜めに入り屈曲して丘の上で茶舗長澤園の脇に出る坂。
■坂上。入口がわかりにくい
【09 鷹の家の坂】
幹線道路を直角に入り擁壁の下を回り込み食事処鷹の家の横に出る坂。
【10 鯨ヶ丘トンネル西の坂】
トンネル抗口脇から丘の上に至る坂。
【11 美容院脇の坂】
西側の裏道から細い農地内の道を抜け丘の上で美容院プリミエールフジタの横に出る坂。
【12 斜面上の階段】
西側の裏道から鯨ヶ丘西側の斜面を階段で上り、丘の上で根本商店駐車場奥に出る階段。これに並行していくつか階段があるが、他の階段はいずれも個人の宅地に続いている。
【おまけ:サウナの廃墟】
常陸太田駅から鯨ヶ丘に上る木崎坂の右側に一風変わった形の廃墟がある。このブログ(kusano1967のblog「2008.10.飯山線・只見線・水郡線その2」)によればかつては窓の目隠しに「Sauna Dock」という表示があったということだ。
<参考サイト>
・「鯨ヶ丘」
・「常陸国のむかしの家」茨城県建築士会
・「梅津会館の変遷」(常陸太田市教育委員会)
・料亭旅館若柳に関する記述(「超・珍獣様のいろいろ」)
【吉】