渋谷定点観測02-22 その6 井の頭通り
027 渋谷ロフト
2002
2022
LOFTや西武のロゴまわりの配色、右側のビルのファサードが変化したほかは基本的に変化なし。隣のビルのプロントも健在。後方の西武渋谷店パーキングビルの窓が塞がれている。 |

028 井の頭通り裏袋小路
1985頃
2002
2022
この地点は1985年頃にも撮影していたので3時点を比較してみた。1985年頃にはまだ木造の民家に囲まれた一画だった。2002年以降はパルコがデカくなった以外は大きな変化なし。 |
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【おまけ】 ついでに1985年頃のこの界隈(地点A)の画像を定点観測から離れて一枚だけ。 当時すでに109やパルコの街であった渋谷の、通りから一歩入ったところに突如現れる繁華街の空白地帯に驚きシャッターを押した記憶がある。背後に東急ハンズ、ホテルオリエント(のちのシネマライズ)、パルコpart1,part3等が見える。 ロフトやスペイン坂を含むこの一帯がこの時期まで開発から取り残されていた背景には、区画整理がこの一帯だけ行われなかったことがあるように思う。1948年~1972年にかけて、渋谷駅を中心とした84haの範囲で道路の拡幅や敷地の形の改善を目的とした戦災復興土地区画整理事業が行われたが、この一帯だけ「除外地区」として外されており、その結果行き止まりの道や細長い敷地、細い階段道が残された。その結果スペイン坂のようにその特性を活かした街がつくられた一方、袋小路の周囲は長く開発から取り残された。除外されたのにはどのような経緯があったのだろうか。
 東京都建設局「甦った東京:東京都戦災復興土地区画整理事業誌」(1987.3.30)より作成
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029 スペイン坂
2002
2022
左側奥はシネマライズ。シネマライズは2016年に閉館、同年ライブハウス「WWW X」になった。右手の雑貨店「大中」をはじめほとんどのテナントが変わる中、スペイン料理「びいどろ」は生き残っている。縦書き2文字×2行の看板は読み間違えられることが多かったのか、文字の配置が横書きになっている。背後のパルコが巨大化して背景を覆いつくしている。 |

030 宇田川交番・渋谷角海老・兆楽
2002
2022
2002
2022
交番や角海老前の歩道部が拡張され、ガードレールも新しくなっている。街路灯の位置も変わり交番前の木も育った。角海老入口上の斜体太ゴシックのネオンがなくなっている。兆楽は健在。なお兆楽は三千里薬品の天津甘栗の社長がやってるって知ってた(シブテナ「渋谷の1日を見守る中華定食店『兆楽』」)? |

031 龍の髭
2002
2022
台湾料理店「龍の髭」は2014年で閉店。跡地のビルにはスニーカーショップ「atmos」がオープンした。 |
9月 12, 2022 at 12:00 午前 ■渋谷区渋谷定点観測02-22 | Permalink