渋谷定点観測02-22 その13 円山町・神泉・道玄坂
062 円山町その1
002年の中央の和風建築、1957〜79年の住宅地図には「料理 春 富久井」と表記がある。2002年の時点では「ギャラリーショップ やなせ」の表記が。料理屋の建物を活用してショップにしたのだろう。そして2016年賃貸マンション「春富久井ビル」が完成した。かつての店名を冠したネーミングだ。手前の「ホテル ルテシア」は健在。奥の「ホテル チャンドラ」は「ホテル ゼロ」になったが、建物の形は変わっていない。 |
063 円山町階段
階段横の「三光ハイム」、つきあたりの「NEIビル」は変わらず。赤い屋根の木造アパート「栗山荘」は建て替えたが現在も「栗山荘」という名称。 |
064 円山町その2
2002年時点で看板は出ていないが「おでんの店 ひで」であった。2022年も変わらず営業中。植え替えたのか伸びたのか、植え込みの様子はだいぶ違う。 |
065 円山町その3
料亭「花芳」は個人宅と駐車場になった。背後の「ホテル ペリカン」は健在。 |
066 円山町その4
料亭だろうか、「三門」と看板を掲げた和風建築。この翌年賃貸マンション「ヴィータ道玄坂」に建て替わっている。2022年は外装修繕のための足場がかかっている。カーブミラーの上の「HOTEL TEN-UN すぐそこ」のサインはなくなったが、ホテル自体は今もある。2022年のピンクの看板。これは奇抜なデザインで一時話題になった「スイーツホテル ルビー」「スイーツホテル ショコラ」(Jタウンネット「客室の壁にパン、パン、パン...! メルヘンすぎるラブホが渋谷に爆誕→記者が突入してきました」)のオープンの広告だ。 |
067 道玄坂看板建築
2002年当時新大宗ビル群の前面に6軒残っていた看板建築。当時の住宅地図をみると右から「DUKAN」「ナショナルショップノザワ」、1軒とばして「パラダイスアート」「大和興産渋谷コミュニティスペース」「セキネ」の5軒が営業中であった。壁面の剥落防止のためか緑色のネットがかかっている。ストリートビューで確認すると2014年から2015年の間に解体され駐車場化したようだ。 そしてこの駐車場を取り囲む新大宗ビル群の一帯も現在再開発が計画されている。11階建のホテルと30階建のオフィスが建設される模様(三菱地所「『道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業』再開発組合設立のお知らせ」)。 |
068 渋谷道玄坂トンネル
トンネル上部の小屋がなくなり、表面をはうツタ類が増えている。右側の階段、「おでん 小料理 侘助」の看板がなくなった。踏切の設備も、中央の縦一列のランプがなくなったり、警報機の丸いランプが四角くなったり、新たに五角形のランプがついたりと微妙に変化している。詳しい人が見れば、この20年間の鉄道技術の変化が見てとれるのかもしれない。高圧電線の制限高が4.1mから3.8mに変わっている。 |
「渋谷定点観測02-22」の最後に
今回2022年の定点観測は以上です。まだまだ変貌を続ける渋谷、10年後の2032年、20年後の2042年と定期的に定点観測を報告していきたいと考えていますのでまたご期待ください。
10月 31, 2022 at 12:00 午前 ■渋谷区渋谷定点観測02-22 | Permalink