渋谷定点観測02-22 その12 百軒店その3・道玄坂一・二丁目
055 喫茶ライオン
1926年創業の名曲喫茶ライオン。基本的に外観は変わらずあまり劣化も進んでいないが、入口の緑の突き出し看板がなくなった。とれちゃった? また窓のテントの配色が変わり、電柱の突き出し看板がなくなり、巻付看板の配色が変わった。一軒向こうの老舗ロック喫茶BYGはピンクの看板が外れている。写真には写っていないが窓の外に放り出してあった。一軒手前の物干し台が置いてあった民家は紆余曲折あり現在は焼肉屋に。ストリートビューで確認すると「麺処 ぶたのまき」→「ブラジリアン食堂 BANCHO」→「焼肉酒場 肉ジョージ」→「博多焼鳥 串ジョージ」→現在の「焼肉ホルモン 新井屋」とめまぐるしくテナントが変わっている。道路がブロック舗装になった。 |
056 百軒店北側の通り
喫茶ライオンがある北側の通り。左側丸八ビルの看板がなくなった。1階が黄色い建物とその奥は建替え。ロック喫茶BYGのピンクの看板もなくなっている。つきあたりの駐車場に2005年道玄坂柳光ビルが完成。さらに奥に看板が見える、文化村のはす向かいにある渋谷シティホテルは2015年に名称変更とともに「SHIBUYA CITY HOTEL」の表示がなくなった(EN HOTEL Shibuya「渋谷シティホテルが生まれ変わります。」)。道路がブロック舗装になった。 |
057 千代田稲荷神社
神社は基本的に変わりなし。入口に折りたたみゲートがついたくらい。向かって右側の「ホテルモティ」は改装して新しくなり、左側の駐車場は道玄坂柳光ビルが完成。なお柳光ビルは渋谷にいくつもビルをもち、「渋谷定点観測02-22 その8 宇田川町」で紹介した「CISCO」のあったビルも同社所有のビルだ(柳光SYJグループ「4つのビルのストーリー」)。道路がブロック舗装になった。 |
058 ホテル「アラン・ド」
入口が塞がれ「大改装 近日OPEN」の張り紙が。しかしSNS等でたどると閉館したのは2019年、それから3年経った2022年現在まだ再オープンはしていない。壁面には落書きがありガラスも割れ始めている。2022年現在の渋谷区の「旅館業施設リスト」にはまだ掲載されているので再オープンを諦めてはいないようだ。同資料によれば1983年に許可がおりている。36年間続いたわけだ。なお新宿のアラン・ドは現在も営業中。 |
059 円山町への坂
文化村通りと道玄坂を直接つなぐ道路であり円山町への主要な動線であるのに名前がない道路。近年「ランブリングストリート」と呼ばれているようだが定着するか。この地点は文化村通り側からの入り口部分。 左側手前の1階が黄色い飲食店「花の木」は全体が黄色くなり飲食店「渋谷ゴールデンボール」に、その奥の緑で覆われたロシア料理「サモワール」は飲食店「しぶや花魁」になった。その奥の「ホテル・セラヴィ」は2011年「ホテル・ウィル」に。なおサモワールは1950年に現在のヤマダデンキLABI渋谷店のあたりに開店(東京些末観光「50年代の渋谷三角地帯(2)」)、その後当地に移転し、SNSをたどると2007年ころに池尻に移転した。 右側は青い看板の「ホテルプリンセス」がピンクの看板「ホテルエリアス」に。しかし「ホテルエリアス」は渋谷区の旅館業施設リストによれば営業許可日が1967年になっているので単なる名称変更だろう。だとすれば円山町で一番古いラブホということになる。 奥に見える道玄坂上に建設中の「E・スペースタワービル」ビルは2002年に完成。 |
060 マークシティ横の坂その1
「ホテルふじや」は「道玄坂Trビル」に建て替わった。手前の「ノナカビル」や右側の「龍昌ビル」は健在だが袖看板が消えた。袖看板は今どきはあまりはやらないのかもしれない。 |
061 マークシティ横の坂その2
マークシティ側は変わらない。だがなぜか駐車場入り口の上にマークシティのロゴがつけられた。入口がわかりにくいという意見があったのか。右側に2012年渋谷ヒカリエ、2019年渋谷スクランブルスクエアが完成している。 |
10月 24, 2022 at 12:00 午前 ■渋谷区渋谷定点観測02-22 | Permalink